マレーシア進出企業・支援事例 - 「KIIVAマレーシア」始動!

当社の行う「マレーシア進出支援事業」の一つが、日本でエナジードリンク「KIIVA (キーバ)」事業を展開するキーバ株式会社のケース。「コロナ後」の大きな可能性に向けて始動した「KIIVAマレーシア」事業の動向と、当社が行っているサポートの一部をご紹介します。

気鋭の「エナジードリンク・ベンチャー KIIVA」が、マレーシアに見出した可能性

エナジードリンク「KIIVA」を展開するキーバ株式会社は、自動車レースの最高峰の一つである「スーパーGT」での優勝経験も持つ元レーシングドライバー・阿部翼氏が立ち上げた異色のベンチャー。競争の激しい国内のエナジードリンク市場で、大手メーカーのメジャーブランドとも互角に売場に並ぶKIIVAが掲げるブランド・スピリットは「人と違う道を行け」。

市場が成熟化し、人口も減少局面を迎える日本から、キーバが目を向けた市場がマレーシアでした。「ベンチャーが、敢えて海外に打って出る」、その“人と違う”決断にあたって着目したのが、マレーシア市場の大きな可能性です。

  • 当コラムでもご紹介してきた通り有数の親日国であり、経済成長も安定的であること
  • 人口は約3250万人と、日本の約4分の1ながら、エナジードリンクのターゲットとなる若年層の人口が多いこと
  • 年間を通じて平均気温が約30度と暑く、ソフトドリンクの需要が旺盛なこと

さらに

  • マレーシアは国として「ハラル産業の振興」に力を入れており、国内で製造・認証された「ハラル製品」は、周辺のイスラム教国へも展開できる可能性が高まること

マレーシアでの発売に向け、「現地のリアルな声」も収集中

そんなキーバのマレーシア進出にあたり、当社の親会社である株式会社デュアルタップは、キーバと合弁会社「KIIVA マレーシア」を設立。当社では、会社設立の準備からマレーシアでの諸手続き、事業所の立ち上げ、企画・マーケティングの支援と製造のコーディネートなどを多岐にわたってサポートしています。
マレーシアで発売するKIIVAは、日本のKIIVAをベースとしながら、より現地に受け入れられるように「微調整」を図っていきます。ここでも、当社の現地法人の従業員ネットワークを活用。ターゲットとなる「若年男性」スタッフを抽出し、「エナジードリンクの好み」や「エナジードリンクへのニーズ」をアンケートで聴取したり、日本版のKIIVAを試飲してもらうなどして、「現地のリアルな声」を収集しました。
(*画像にある試飲調査は、マレーシア国内にMCOが施行される前に実施しています)
これによってKIIVAの強みと「マレーシア向けに変更するポイント」が明らかになり、現在、商品企画の詳細をさらにブラッシュアップしているところです。

マレーシアでは現在、各地にふたたびMCO(活動制限)が敷かれ、感染者数も多い状況が続いています。一方で、ワクチンの接種も広まっています。「コロナ後」を見据え、マレーシアでいち早く動き出した「KIIVA マレーシア」の動きを、今後も当コラムでもご紹介していきます。
このように、当社では企業のマレーシア進出をサポートしております。マレーシアにご関心をお持ちの企業のご担当者は、ぜひお問い合わせください。

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