以前の投稿では、日本好きがとても多いマレーシアでは日本のどんなブランドが人気なのかについてご紹介しました。
過去の投稿はこちらを参照ください。
マレーシアの多くの人が「Made In Japan(メイドインジャパン)」と聞くと、真っ先に思い浮かぶのは「安全」で「安心」、「信頼できる」「高品質」な商品やサービスです。どんなものであっても、きっと「高級感」もあって「美しい」「機能性抜群」の商品に違いないとマレーシアをはじめとする海外から高い評価を受けているのが「日本製」です。
マレーシアには、その「日本製」のイメージの良さを最大限活用する「マレーシア発」のブランドやショップがたくさん存在しています。名前が日本風だったり、ましてや看板やロゴなどにひらがなやカタカナ文字も使われていたりするので、日本人でさえ一瞬「日本のもの?」と勘違いしてしまうほど上手い見せ方で、実はバリバリ「マレーシア・ローカル」のもの。中には大型ショッピングセンターの常連テナントになっている大手ブランドもあります。
ここでは、これら日本からインスピレーションを受けている、人気のローカルブランドをいくつかご紹介したいと思います。
AKEMIUCHI(アケミウチ)
インテリア用品店
「日本人のデザイナー?」と思わせる名前で、“デザイナーズチョイス”というカタカナのキャッチコピーが添えられていますが、れっきとしたマレーシア発のブランド。マレーシア国内ではクアラルンプール、ペナン、ジョホールバルなどの主要都市で、ミッドバレーなどの人気のショッピングモールに、さらにシンガポール、プノンペン(カンボジア)にも合計20店舗以上展開していて、様々な家庭用寝具や雑貨を提供するワンストップホームコンセプトストアです。
OGAWA(オガワ)
健康器具用品店
ブランド名の由来は、日本語の「小川」。世界9か国、26都市に169店舗を展開しているマレーシアの健康・ウェルネス器具の主要ブランドの1つです。最新のOGAWAマッサージチェアは最先端技術にAIテクノロジーも搭載という優れものです!
YUBISO(ユビソオ)
生活用品店
“優質優品”というキャッチコピーのバラエティストアチェーンです。店内のいたるところに日本語表記が見られますが、“今日以降、人生は驚きといいです”“品質の生活、幸せな生活”“ユビソオいつも私の親友”など”面白い”日本語のオンパレードです。マレーシア国内でショッピングセンターを中心に60店舗以上展開しています。一瞬、日本人にとっては、どこかで聞いたことのあるような響き、そして、何だか見覚えのあるロゴのデザイン…という気がしますが。。。
HOKKAIDO BAKED CHEESE TART「北海道ベイクチーズタルト」
チーズタルト専門店
マレーシアの大手飲食チェーン「Secret Recipe Group」が手掛けた「HOKKAIDOベイクチーズタルト」は、「北海道の乳製品に魅了され、日本の伝統的なレシピを使用して開発された」と打ち出されています。日本にも人気のチーズタルトのチェーンがありますが、この「マレーシア発」の方も日本人でさえ見分けがつかないほど味がハイクオリティで、マレーシアやシンガポールなど東南アジア各国で大ヒットしています。近頃、アメリカのニューヨーク進出も視野に入れています。
SUSHI ZANMAI「すしざんまい」
回転寿司レストラン
マレーシアで30店舗以上展開している大人気の回転寿司レストランチェーンです。日本で有名なつきじ喜代村「すしざんまい」と無関係のようです。姉妹ブランドに「Pasta Zanmai」という和風パスタレストランチェーンがあります。
このように、マレーシアでは日本ブランドへの信頼性が高いゆえに、マーケティング戦略として「日本風」を打ち出すローカル企業が多数存在し、「え?あのブランドって、日本のだよね?」と思っているマレーシア人も少なくありません。
日本企業がマレーシアで展開する際にも、「ジャパン」を全面的に見せた方が消費者受けします。マレーシアの消費者の購買力も近年増加してきており、より多くの「本家ジャパン」ブランドに、マレーシアに来てもらいたいと願います。
当社では企業のマレーシア進出をサポートしております。マレーシアにご関心をお持ちの企業のご担当者は、ぜひお問い合わせください。