【22年5月より、さらに規制緩和】 マレーシアへの出張者の実体験をご紹介

こちらでもご紹介した通り、22年4月1日から外国人にも国境を“開放”し、ワクチン接種等の諸条件を満たせば隔離なしで入国することができるようになったマレーシア。
街なかを見ても、まだ国外からの旅行者はさほど増えている印象はありません。しかし、ビジネス関係の出張には動きが出始め、日本からの出張者も増えているとの話をよく聞くようになりました。

4月中旬には、当社で進行中のプロジェクトでも日本からの出張者を受け入れ、クアラルンプール及び近郊へのアテンドを行いました。当記事では、その出張者の実体験を交えて、22年5月現在のマレーシア入国についてご紹介します。

22年5月以降、免除されるようになった手続き

「新型コロナウイルスのワクチンを2回接種完了した人」には、「入国後の隔離の免除」に加えて、以下の手続きも免除されるようになりました:

  • マレーシア入国の2日前以内に日本で実施するPCR検査
  • マレーシア入国後24時間以内に実施するRTK(抗原)検査
  • 新型コロナ関連の入院費をカバーする旅行保険への加入

(これらは「22年4月にマレーシアに渡航する出張者」には義務付けられていました)

22年5月以降も継続して必要な手続き

  • 英文表記のあるワクチン接種完了証明書の取得 (MySJへの登録時に使用)
  • マレーシア政府の新型コロナ対策アプリ「MySejahtera (MySJ)」のダウンロード&登録
  • MySJ内の「Pre-departure Form」への登録 → アプリ内での「Travellers Card」の取得

MySJへの登録は、マレーシア側で認証されるのに1週間以上の時間がかかります。そのため、出張の2週間以上前にはこれらの手続きを開始しておくことが必要です。

参考: マレーシア政府観光局発表・MySJの登録方法詳細https://www.tourismmalaysia.or.jp/news/pdf/new_20220315.pdf

22年4月中旬・マレーシア出張者の実体験

22年4月中旬・出発時の成田空港にて

4月中旬時点では、日本発のクアラルンプール(KL)便はさほど混み合っていませんでした。(その後、JALがKL便の増発を発表するなど、旅客増を見据えた動きもあります)
到着したクアラルンプール国際空港も混雑しておらず、入管手続きも税関もスムーズに通過。当社関係者は着陸してから1時間もかからず入国手続きが済んだとのことですが、一部では「MySJ内の登録にエラーが見つかり、空港での確認に時間がかかっている渡航者」も見られたようです。

4月の出張者には、「空港内で受けられるRTK検査の場所が見つけにくくて、ひと苦労」…などのハードルもありましたが、5月以降はこの手続きもスキップが可能。引き続きスムーズに入国することが可能ではないかと見られます。
(ただし、新型コロナ関連ではないところにもご注意を:例えばマレーシアは酒類の免税範囲は1リットル、また2021年1月からはタバコの免税持ち込みが撤廃されました)

日本への帰国者向けに臨時テントでPCR検査を行う、クアラルンプールの日系クリニック

さらに、22年5月以降は「屋外でのマスクの着用義務」や「商業施設やオフィス等あらゆる施設へ入る際に、MySJを使って『入場記録』を行うこと」も撤廃され、マレーシア国内での行動規制も緩和されています。

日本への帰国に向けて「日本到着の72時間以内に、マレーシア国内の医療機関で新型コロナの検査を実施し、陰性証明書を取得する」、「帰国時の空港での各種確認手続き」等のハードルは引き続き残っていますが、従来に比べて大幅に「出張に来やすい状況」になったと言えるのではないでしょうか。

当社では企業のマレーシア進出をサポートしており、マレーシア出張時の視察のアテンド等も行っています。マレーシアにご関心をお持ちの企業のご担当者は、ぜひお問い合わせください。

dti-outbound@dualtap.co.jp