【出張時のスモールトークに】 マレーシアの「ドリアン」

4月にマレーシアの国境が”開放”されてから、日本から当地へ出張に来られる方も増えてきました。マレーシアのローカルの企業関係者と、ついに、オンラインではなく対面で打合せ…という際に、先方の気持ちをほぐす「効果的な話題」をご紹介します。

以前の記事でもご紹介した通り、マレーシアは「多民族国家」。そして、各民族に紐づく「食」のバリエーションも豊かなことが、マレーシアの大きな魅力の一つでもあります。
ローカルの人びとは「マレーシアの食」に強いプライドを持っている方が多く、国外から来た人に「マレーシアの料理では、何が好き?」、「マレーシア名物の○○は、もう食べた?」などと話しかける様子をよく目にします。
ビジネス時のスモールトークでも「食」の話題はおすすめ。「私は、マレーシア名物の○○が好きで…」とか「今回の出張で、マレーシア名物の●●を食べてみたいんです」と切り出せば、ローカルの方が目を輝かせて「○○なら、私のお勧めの店があって…」とか「●●を食べるなら、ここに行くといいよ!」と、きっと話がはずみ、相手の心を掴みやすくなることでしょう。

そんな「食」の話題の中でも「最強の切り札」となりそうなのが、マレーシアが誇る名産の果物:

ドリアン

「果物の王様」と呼ばれ、独特の強烈な匂いと食感から、日本では苦手な人も多いとされていますが…
マレーシアの方々は「ドリアン大好き!」な人が多く(…もちろん、一部には「苦手」という方もいます)、ドリアンの旬(5~6月頃と、12月頃)には街なかの「ドリアン・ショップ」は多くの家族連れなどで賑わい、道端でドリアンを売る屋台や「ドリアンの通販サービス」なども多数出現します。

7月初旬、クアラルンプールの賑わう「有名ドリアン・ショップ」

旬の季節の・収穫したてのフレッシュなドリアンには、嫌な臭いの少ないものも多く、「猫山王(ムサンキング)」「D24」など個性的な味わいを持つ(そして、お値段も張る)”ブランド・ドリアン”も多数。

マレーシアの方の多くは「マレーシアのドリアン」にもプライドを持っていて、「完熟前に収穫してしまうタイやベトナムのより、樹上で完熟させるマレーシアのドリアンの方が美味しい!」と熱心に解説してくれたりもします。
また、「日本人はドリアンが苦手な人が多い」とのイメージも広く知られているため、日本の方が「ドリアンを食べてみたいんだけど…」と言うと、
「おお!あなたは日本人なのに、ドリアンに興味があるの?いいねぇ!一緒に食べに行く?」
…と、マレーシア・ローカルの心をがっちり掴める可能性も!?

マレーシア・ローカルには「オープンマインドで、話し好き」の方が多く、ビジネス上の打合せの合間にも、スモールトークで盛り上がっていっそううちとけることがしばしば。筆者自身の経験上も、「食」の話題は最も効果的に盛り上がり、相手の懐に入りやすいように思います。
「食わず嫌い」している方も、ドリアンをきっかけに、マレーシアとのつながりを深めてみてはいかがでしょうか!?

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