マレーシアの庶民派グルメ「ナシカンダール」東京上陸!

マレーシア通の方ならご存じかと思いますが、マレーシア人が愛してやまない南インド系大衆食堂「ママッ・ストール(Mamak Stall)」の定番食べ物と言えば、ぶっかけ飯「ナシカンダール」。
ワンプレートにライスを盛り、その上にカレーや肉料理、揚げ物、野菜、豆の煮物などをのせ、マレーシア名物の「甘さ満点の紅茶 = テタレ」を合わせるのが定番。満腹感を味わえる絶品の一品です。

今年(2022年)2月のコロナ過の中、東京・大手町に「ゼロツー ナシカンダール トーキョー」という日本初のナシカンダール専門店がオープンしました。てっきりマレーシア人が手掛けたかと思っていましたが、意外にもお店を立ち上げたのは日本の方。その方が「マレーシアを訪れたときに、この料理の味に恋をした」というエピソードに興味をひかれ…

筆者はマレーシア出身なので、「日本で食べるナシカンダールはどんな味!?」と気になり、さっそくお店に行ってきました。
お店の所在地、東京都千代田区大手町1-9-2 グランキューブ 1F。最寄り駅は東京メトロ大手町駅で、ビジネス街の一角にあります。日曜日に行ったためビジネス街は閑散としていましたが、お店にはたくさん人がいて大繁盛でした。

お店の外からでも、筆者にはお馴染みのカレースパイスのにおいがして、食欲が高まります。マレーシア式と同じく、セルフサービスで食べたいおかずを注文する方式です。ここで提供される主な料理は、6種類のカレーオプションと、ゆで卵、フライドチキン、エビフライ、イカ、子羊などのサイドディッシュを添えたナシカンダールのプレートです。
私が注文したのは、大盛ライスにチキンカレー、イカ、子羊のカツレツ、オクラとモヤシの惣菜をトッピングしたものでした。しかも、マレーシアでよく見かける鮮やかな色のプラスチックプレートで提供されます。さっそくいただきます!

お店のオーナーがよく「マレーシアの味」を研究されて、現地と近い味になっていると感じました。マレーシア人の私にとって”合格点”! 美味しくいただきました 。食材の調達の点や気候も異なるところで100%現地と同じ味にするのは至難の業ですが、マレーシア人として日本にいながら、故郷を懐かしく思う機会になりました。
また、レストランの壁にはマレーシアン・アートが描かれていて、そこにいるだけでまるでマレーシアに行ったような気分を味わえます。

4月にマレーシアの国境が”開放”されてから、日本からマレーシアへ出張に行かれる方も増えてきました。首都圏近隣の方はぜひ、出張の前に”予行練習”としてこの「ゼロツー ナシカンダール トーキョー」に行って、ナシカンダールを満喫して「マレーシア・モード」に気持ちを切り替えてから渡航されることをお勧めいたします。

当社では、日本企業のマレーシア進出、日本製品のマレーシアでの販路拡大等のお手伝いをしております。この記事を見て、ご興味持たれた方は是非お問い合わせください。

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