多民族国家で、それぞれの民族に紐づく「食」が豊かなマレーシア。「美食の国」として取り上げられることも多く、ローカルの人びとも「マレーシアの食」にプライドを持っていることは、以前こちらの記事でもご紹介しました。
マレー系の定番「サテ」の有名店 
中華系の飲茶のお店も多い 
ベジタリアンのインド料理店も
ただ、当地に暮らして周りを眺めてみると、マレー系の方はマレー系料理の店に・中華系の方は中華料理・インド系の方はインド料理…と、訪れる店には顕著に偏りがあるようです。
宗教上の制約がある方も多いため、当然ではあるのですが…考えてみれば、各国料理のお店が街にあふれ、家庭での日々の食事でも「和・洋・中華」をミックスして食べている日本の方が、世界的には稀有な場所なのかも…？
「ナシカンダー」の定番ごはん 
「ナシレマッ」の有名店にて
ローカルの友人たちや当地の食関連のビジネスの関係者と話すと、「マレーシアの人たちは、食に関してはやや保守的かも」、「特にマレー系の人は、好む味が固まっている傾向がある」などのコメントが聞かれます。
「特にマレー系の方が好む味」の代表的なメニューは、こちらの記事でもご紹介した「ナシカンダー」のスパイシーなカレー系のおかずや、マレーシアの”国民食”とも言うべき「ナシレマッ (=ココナツミルクを混ぜて炊き上げたご飯と、ピーナツ・小魚・辛いサンバルソースなどを混ぜながら食べる一品。フライドチキンを添えるのが定番です)」。
…という一方で、若い世代の・特に女性を中心に、新しい食のトレンドに積極的に挑戦したい層も存在します。
この層にとっては「お店がオシャレで、写真映えすること」も非常に重要。週末になれば、ばっちりオシャレして新しいレストランやカフェに集い、綺麗な盛りつけのお皿を前にポーズを決めて写真に収まる…ような光景が、クアラルンプール近隣の各地で繰り広げられています。この辺りの感覚は、東京など他国の都市部とまったく変わりません。
当地における「オシャレで、映えるメニュー」のトレンドの一つは、「ワンプレートの朝食/ブランチ」。卵料理や、日本でも人気を博した「アボカドトースト」などもラインナップされたアメリカンスタイルのものを提供するお店が増えているようです。
最後に、当社が「マレーシア進出支援」に携わった企業の中が展開する、「オシャレで、映えるメニュー」でローカルの心を掴んでいるダイニングカフェ
Breadfruits
をご紹介します。お店のInstagramは こちら
マレーシアの食のトレンドを押さえた、ビジュアルも美しい「ワンプレートの朝食/ブランチ」に加えて、厳選した材料を用いたパスタやリゾットなどもラインナップされ、近隣で働く人達のランチにも人気です。
お店は、クアラルンプールで日本人が多く住む「モントキアラ」に隣接する飲食店街「デサスリハタマス」に位置しています。
GooglMapは こちら
在住の方も、出張で来られる方も、「マレーシアの食のトレンドのリサーチ」も兼ねて、ぜひ一度お店を訪れてみてはいかがでしょうか？
当社では企業のマレーシア進出をサポートしており、マレーシア出張時の視察のアテンド等も行っています。マレーシアにご関心をお持ちの企業のご担当者は、ぜひお問い合わせください。