周囲の東南アジア諸国と比べると、マレーシアのすぐれた社会環境も魅力的です。
特にマレーシアの都市圏は、日本から駐在する方にとっても「暮らしやすい魅力」が多い場所だと言えるでしょう。
周囲の東南アジア諸国の多くでは「生活でもビジネスでも、現地語が中心」なのに対して、「多民族国家」であるマレーシアでは「民族間の共通語」として、英語が準公用語となっています。
文法等が簡略化された英語が話されていることも多く、英語があまり得意でない人にとってもコミュニケーションを取りやすい面も。
近隣諸国では政治や宗教などに起因したテロやクーデターなどがしばしば発生していますが、マレーシアでは政治や社会情勢が比較的安定しています。
治安もよく、安心して旅行できる/暮らせる国だと言われています。
東南アジアの途上国では、「法制度が未整備で、不透明な運用がされている」ことが生活やビジネス上のリスクだとされることがあります。
一方、マレーシアは19世紀~20世紀にかけてイギリス領であったことから、イギリス法を起源とした法制度が一定程度整備されています。
「熱帯=暑い」イメージを持たれがちなマレーシア。実は平均最低気温は約23℃、最高気温は約32℃…と、近年猛暑が続いている日本よりも“涼しく”感じられることもしばしば。
また、周辺国では見られる地震や台風、火山などの自然災害も少なく、安心して暮らすことができます。
マレーシア全土に暮らす日本人は2020年10月時点で約31,000人、中でもクアラルンプールには約16,400人が暮らしています。
都市部を中心に日本の小売企業や外食チェーン等が多数進出しており、「日本食材コーナー」を常設しているローカルのスーパーも多数。日本人にとって暮らしやすい状況です。